高齢者介護の世界

高齢者介護の需要は増えていくばかりな現実の話。

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今の日本に高齢者の方ってどれくらいいるんでしょう?

そんな疑問を持った私の身内ですら、高齢者組が2人います 笑

数年前までは【高齢化社会】なんて言われていましたが、今は【超高齢化社会】に進化しました。

数年後には更に団塊の世代の人たちが、ドドドーン!!!と高齢者枠へ入るんですよ。

どうして高齢者ばかり増えていく?

世の中に子供が産まれていないわけではありません。

単純に医療の進歩によって、人が長生きできるようになっただけなんですよね。

それを”少子化が悪い”や”高齢者が長生きし過ぎだ”と言ってもしょうがないんです!

そんなこんなで高齢者介護の需要は増していき、介護職の需要も増えるわけなんですね。

「家族が介護すればいいんじゃない?」は厳しい

医療・福祉が充実した福祉国家の人たちから見れば、「何故、自分の家族なのに自分たちで介護しないの?」という疑問も持たれたりしているようです。

うーん・・・素直に言いますよ?

ぶっちゃけ今の日本人に家族の介護は無理!!!

現時点で、”みんなで家族の介護しようね♪”は理想論だと思います。

え?何でって?聞いちゃいます??(;´∀`)
少なくとも私は折り合いが悪い部分が大きい事で無理ですね。

そういう家族って、そこそこいるんじゃないでしょうか?

ましてや今は、介護職として働いて色んな面を見てきているので、安易に「身内の介護なんて楽勝!」とか訳わからない日本語は発しません 笑

私みたいなタイプとは別に、自宅で介護を頑張っている方がいるのも現実です。

あまり頼る人もいない中で頑張っている方もたくさんいます。頑張りすぎて自身が倒れちゃう人も中にはいるんですよ(´・ω・`)

あと、身内がおらず、独居の高齢者が多いのも現実ですね。訪問する系の介護の仕事をしてみて、実感しました。

一時期【高齢者の孤独死】なんて、よくニュースで観たものです。

高齢者介護に安易な発想の言葉はいらない

結局どのタイプだろうが【介護士】という存在は必要なんですよ。

医療・福祉が充実した福祉国家だって、ヘルパーさんはいますからね。

「身内が介護すれば良い」とか「病院に入院させれば?」とか、そういう他人からの言葉はいらないと思います(#・∀・)

「介護が必要になったなら施設に入れちゃえば?」
この言葉も他人が安易な発想で言うなら必要ないですね。

家族や高齢者本人にはそれぞれの事情があるので。

自宅で介護してる人・これからサービスを利用する人・まだ悩んでる人・高齢者本人・・・サポートしながら、しっかり知識をもって話を聞ける人が必要なんです。

あれですよ?ただの話好きなご近所さんじゃだめですよ 。

介護士という他人が介入することの大切さ

私がどこぞの施設で働いている時の出来事を一例に。

ある日、緊急での入所が決まった方がいたんです。現場に情報が下りてきた3日後には来るからね~と。

まあ、正直なところ・・・マジか、めんどくさいなって気持ちは少なからずありましたけど 。

情報が下りてきて早々の入所は情報量が少なさ過ぎて、色んな面で大変なんです。

詳細は忘れましたけど、ご夫婦で暮らしているものの・・・奥様が外部をシャットアウトしている環境だったと思います。

医療・福祉・警察だろうがなんだろうが門前払いって感じでした。

で、旦那様のほうは病院にかかる必要が高い状態だったと覚えています。

一例として上げたにしては長くなっちゃいましたが。

これについて、あなたならどう思いますか?

私は怖いと思いましたね。

高齢者の孤独死以前に、どちらか亡くなることがあっても放置するしかない状況が生まれるんじゃないの!?怖っ!!って感じですかね。

極端な例かもしれませんが、他人が介入することの大切さを痛感する一幕でした。

身内の介護を必死にやってる人でも、「ケアマネや介護士に話を聞いてもらうことで救われた」なんて事例もたくさんありますからね(o・ω・o)

介護職は底辺職業?それは大きな勘違い

【底辺職業】
巷では介護職のことをこう言ってる人がいます(#・∀・)

そもそも介護職って、看護職の仕事量が半端ないから派生して出来た職業です。

「臭い」「汚い」「きつい」「危険」「安月給」などなど言われています。

確かにその通りですよ?えぇ、反論はしません。

でも、高齢者の増加が止まるわけじゃないんです。

益々その底辺職業の需要も増えていく一方だと私は考えています。

【底辺職業】って言って小馬鹿にしてる人たちだって、利用する本人or家族としていつか必要になる存在なんですよ。

仕事の内容と待遇が見合ってないだけで需要はある!!
それが今の高齢者介護の現実です(`・ω・´)