タイトルの通り、少し面白そうなものを小耳に挟んだので記事にしてみます。
ただ、あまり情報がない可能性もあるのでまともな内容に出来るのかは分かりません。
そして、少し出遅れた感も否めません(´・ω・`)←あほw
今の現時点でのパッと見の情報だけ(軽く読んだだけ)では、個人的には『なんだかな?』というのが率直な感想です。
記事の最後に感想が変わってるかもしれません・・・変わらないかも。
もくじ
2017.7.10 厚生労働省が新たな方針を発表
【全国共通の入門研修制度】を新たに創設する方針を決めたそうです。
私「・・・(゚Д゚)ハァ?」
なんかちょっと、すでに色々個人的にババババーっと言葉が羅列しそうなので、グッと堪えておきます。
※現在、全国の市区町村で個々に入門研修制度と同じような研修を実施している所があります。その内容を統一させようぜ!って事で、厚生労働省が動いた形です。
入門研修制度の創設はいつ?
コレまだ創設する方針を決めて、発表しただけです。
2017年8月中に社会保障審議会の専門委員会に制度案を提出するのだそうで。
導入時期としては、2018年度ということ。
知らなかっただけで結構前から話し合っていた模様・・・私は興味が薄かったのか全く知りませんでした。
全国共通の入門研修制度とは
簡単な位置づけを言うと、無資格者と初任者研修の間に位置する研修制度になります。
介護未経験者を対象に…
- 介護保険の概要
- 更衣介助
- 移動介助
- 緊急時の対応
などなど、30~40時間の研修で行い、最低限の知識と技術を学ぶ内容。
ちなみに、筆記試験等はないそうですよ。
※この研修修了者は初任者研修を受ける際に一部科目の免除をすることで、行政はキャリアアップに繋げたいと考えているということです。
概要はザッとこんなもんでしょうか。
入門研修制度の創設で人材確保になるのか?
この新制度創設の狙いって、【人材確保】なんですよね。
個人的にはこの制度が出来たからと、人材確保に繋がるようには思えません。←イッチャッタw
「介護未経験者」を対象の中身
中身っていうか、どうなの??って思う部分を突っ込みます!
この介護未経験者の真の対象が【定年後の人】や【子育てが一段落した主婦】のようなんですよね。
別にそれが悪いって言うわけではないんです。
私が昔働いていたグループホーム時代に、70代の男性が入職してきた事があります。
奥様の介護生活を終えて、何を夢見たのか旧ヘルパー2級を取得して介護職に就きました。
でも、蓋を開けてみれば・・・
- オムツ・トイレ介助できません
- 入浴介助できません
- ご飯、作れません
- 雑用なら何でも任せて下さい!
「え?ちょっとまって。…何しに来たんですか?!」と聞きたくなるレベルでした。
空気を察したのか、辛くなったのか現実を見たのか早々に退職されましたけどね。
対象を絞るのは悪い事ではないですが、もっとこう・・・他にないんかーい!と思うわけであります。
研修修了者の仕事内容
- 簡単な介助
- 配膳
- 掃除
ザックリと上記が入門研修を修得した人にやってもらう仕事らしいでっせ。←ザックリと荒んでます。
もうさこれって、人に仕事押し付ける職員の良いカモなんじゃない?とか思うんですけど…どうなんでしょうか。
大きい施設だと、お掃除は別の専門の会社に委託していたりします。
そうなるとやってもらう業務って、かなり限られてこないのでしょうか???
雑用ばかりやってもらっていては、介護士として成長してもらうには難しいものがあると思うんです。
やっている本人も別の意味で辛くなってくるようにも思います。
まとめ
やっぱり、冒頭と感想は変わってはいません。
でも、色んな事を考えることもできたの勉強になりました。
「人手不足が深刻だから、介護労働のハードルを下げよう」
というのが、全国共通の入門研修制度の狙いなわけですが…そうじゃないだろ?と思うのが一介護士としての感想でもあります。
確かに、3K・4Kと言われるような仕事なので、それだけでも人手不足の要因になっているのかもしれません。
だけど、これが一般職並みに平均的に給与が支払われれば、別だと思うんですよね。
月給・時給・賞与・公休・有給…
こういう問題を置き去りにして、人材確保の為の新たな制度を作ろうとしてしまうのは、疑問でしかありません。
新たな入門研修制度だって厚生労働省が出てきたからには、タダで受けれるわけではないでしょ?と。
その費用が仮に¥40,000前後かかるとしたら、私は周りに悩んでいる人がいたら勧めませんね。
それなら、「もう少し費用面を頑張って初任者研修行ってきたら?」と勧めることは間違いありません。
現時点ではまだ、成立した制度ではないので机上の空論なんですけどね。
最後に一言・・・ヘルパーなんかの資格を廃止した意味がないようにも感じます。・ω・